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純良単結晶育成 試料評価 物性測定 フェルミ面 圧力下実験

物性測定

作製した試料の構造や組成がどうなっているかを調べることは極めて重要です。試料を同定するための装置を紹介します。

電気抵抗・磁気抵抗・ホール効果
交流電流を用いた四端子法による電気抵抗測定を行っています。極低温の場合はブリッジ回路を用いて低電流で精密な電気抵抗測定を行います。また、磁場中で測定することで、磁気抵抗とホール効果の測定もできます。 ガラスデュワーの手作りの3Heシステム(>700 mK)と超伝導磁石付き希釈冷凍機(50 mK/8 Tと20 mK/17T)を用いて実験を行います。


磁気測定(1T/2-300K)
MPMS (Magnetic Properties Measuremet System) を用いて0-1T/2-300Kの磁場・温度領域で磁化測定ができます。磁気異方性や磁場変化などから、磁性原子の電子状態を明らかにすることができます。それにしても、1Tまでってレアだよなぁ。


交流比熱
温度計と発熱体を兼ねた金-鉄線を用いて交流比熱測定を行っています。四端子はわせているので電気抵抗も同時に測定可能であり、圧力下でもできます。